この記事では、ドラマ好きの私が【MIU404・10のネタバレ感想】についてまとめています。
実際にドラマMIU404・10話を見て思った感想や、視聴者の方の感想もまとめています。
MIU404・10話では、ついに黒幕・久住との接触に成功し、その悪事の真意が明らかになってきます。
本記事では
- 久住を追う第4機捜
- 人気ナウチューバーによる警察陰謀論動画
- 釈明に追われる桔梗隊長
- 敵との接触・爆発の勃発
- 久住の真意
についての詳しいネタバレをまとめました。
MIU404・10話詳しいネタバレ
久住を追う第4機捜
エトリを乗せた車が大爆発。
大やけどを負ったエトリ(水橋研二)は死亡した。
残留物から、爆弾はC4レベルの物が使用されていたことが判明。
さらに司法解剖の結果、エトリの目と鼻に整形の痕があるとの報告が上がっていた。
エトリの正体は鴻上悟。
殺人事件の被疑者であり死亡したと思われていたが、整形後逃げ延びてエトリとなり、裏社会で生きていたのだ。
エトリのネクタイピンにはGPSが付けられており、関係者によるといつも誰かの指示を仰いでいたそうだ。
そして久住の名前が捜査線上に浮上する。
爆発事件は組織対策の管轄で手を出せないと思われ、九重(岡田健史)たちは久住と接触していた成川(鈴鹿央士)に事情を聞くことにした。
成川はクズミとの出会いや世話をしてくれたことや彼が出入りしていたシェアオフィスを明かした。
池袋のシェアオフィスへやってきた志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)。
そこがドーナツEPの巣窟だった。
伊吹は自分の人生が搾取されている事に気づけと、そこにいた若者たちを諭す。
久住はシェアオフィスに集まる若者たちの心を巧みに手玉に取って、薬物を売りさばいていたのだった。
志摩はオフィスにいた一人が久住に連絡を取ろうとした事に気がつき、携帯電話を押収したものの、その番号はもう使われていなかった。
久住は既にSIMカードを破棄し、新しいオフィスに移動していた。
人気ナウチューバーによる警察陰謀論動画
RECは爆発の現場で映像を撮影していた。
警察が被害者の名前を公表していないことから、警察の隠蔽についての動画制作を思案思案していたところに浜田という男から、爆破事件についての重要証拠があるとのメールが届く。
RECは意気揚々とファイルをインストールし、メールの情報を元に動画を作成する。
それは羽野麦(黒川智花)が警察の身内で、様々な犯罪をもみ消されており、爆発事件は警察が犯罪を抹消しようとする陰謀だと主張する内容だった。
志摩と伊吹はRECこと小島愉快(渡邊圭祐)の自宅を訪れる。
成川から紹介された情報源・浜田は存在しない、正体は久住であることを話す。
RECはそれを鼻で笑ったが、志摩はこう続ける。
「自分が騙されているかもしれないと想像したことは?相手のことをどれだけ知ってる?相手は信用に値する人間か?」
釈明に追われる桔梗隊長
女詐欺師とネット上で拡散された麦の親戚が隊長であるとの情報が拡散し、マスコミに対して釈明することとなった桔梗。
ネットは陰謀論に盛り上がっていた。
「何を言っても絶対反論しない奴は叩き易い。皆誰かを裁きたくて仕方ないんだよ。」
記者の一人が「アクセス集中の場合は404ではなく、503と表示されるのでは?なぜ嘘をつくんですか?」と発言したことで、桔梗の立場は完全に危うくなってしまった。
麦とゆたか(番家天嵩)は危険が及ばない別のマンションへ移動することになった。
しかし、ゆたかが母親を一人にしたくないと駄々をこねた為、急遽志摩が留守番をすることに。
機捜うどんを茹でながら桔梗の帰りを待っていた志摩。
「顔で隊長になった」「幹部と寝て出世した」など、心無い中傷を浴びて悲しむ桔梗。
うどんを食べながら、二人のアルコールは進む。
敵との接触・爆破の勃発
ネット上で警察に不利な情報が流れる中、下手に動けない状況にイラついていた伊吹。
「何かのっぴきならない事情がなければ、俺たちは動けないんだよ!」
半ば諦めかけていた志摩にRECからの電話が入る。
「のっぴきならない事態だ!」
警察か浜田のどちらが嘘をついているのか判断が出来ないので、浜田を引っ張り出すことにしたと話すREC。
身元を明かさずに通話が出来るプラットフォームを使って浜田とコンタクトを取ることに成功。
カメラはオフにして志摩・伊吹・RECの3人で浜田から情報を聞き出そうとするも、のらりくらりとかわされてしまう。
さらに久住はRECのPCにハッキングウィルスを仕掛けて盗撮していた。
志摩と伊吹が近くにいることは久住に筒抜けで、久住にたどり着く道は絶たれてしまうかと思われたその時、伊吹はあることに気がついた。
出前太郎の従業員がオフィスの女性社員にカレーうどんの汁をこぼして謝まっている声を聴いたのだ。
スパイダー班の糸巻(金井勇太)がすぐに出前太郎本社に確認を取り、中目黒のシェアオフィスUFOと発覚!
志摩と伊吹は急ぎ現場へ向かう。
2度目の爆破事件勃発?
「渋谷からやと10分。ちょうどええか。」
そうつぶやくと久住はハッキングしたRECのPCからメールを打ち始めた。
「先日港区で落としたのと同じC4爆弾を都内12か所に落とす。時間は23時。」
この爆弾テロ予告メールには10台以上のドローンが飛び立つ映像が添付され、警察庁刑事局と警視庁宛てに送信された。
23時までは残り3分。
恐れていた事態が起こる。
SNS上には都内各所で爆発が起こる映像が大量に拡散。
警察へは爆発の通報が止まない。
TVの緊急速報も流れ、大騒動に。
警察車両や救急車は都内へ一斉に出払った。
一方スパイダー班・糸巻は緊急速報のテロップの異変に気がつく。
久住がいるシェアオフィスに向かうメロンパン号の志摩と伊吹に、目黒病院で爆発が起こったとの入電。
右へ行けば久住、左へ行けば病院。
悪を叩くか、弱者を助けるか、究極の2択を迫られていた。
「生きてりゃ何度でも勝つチャンスがある!」
「了解!相棒!」
二人が選んだのは後者だった。
爆発テロ騒動の真相
病院に到着した二人は驚愕の事実を目の当たりにした。
爆発など起こってはいなかったのだ。
「隊長!ネットに上がっているニュース速報の映像、フェイクです!」
糸巻によると、時刻の表示を消して偽のテロップを乗せていたらしい。
SNSに流れる映像や虚偽通報も明らかになっていく。
久住の真意
ドーナツEPの製造工場が国内にあると確信し、場所を探っていた陣馬。
伝手をフル活用して、目星をつけた工場にパトロールを依頼し、自身もひとつひとつの工場の製造物を確認して回っていた。
そしてドーナツEPの製造工場に巡回警察官の一人がやってきた。
その情報はすぐに久住に伝わった。
「その工場、今晩中に畳みましょか。」
久住の真の目的はドーナツEPのトラックを逃がすために検問を突破することだった。
爆破騒動で都内は大混乱、ドーナツEPを積んだトラックは無事に逃げおおせたという結末。
そんな大混乱の中、新たな投稿が拡散されていた。
「テロの実行犯はメロンパン号!情報求む!!!」
何も知らない通行人がメロンパン号に乗る志摩と伊吹にスマートフォンのカメラを向け、写真を居場所付きで次々に拡散させる。
久住はそれを見ながら、余裕綽々と帰路に着くのだった。
MIU404・10話を見た私の感想
ついに黒幕が動き出しました!
「他人はただの駒」としか思っていない、行動の真意が全く掴めない久住。
実に不思議なキャラクターですよね。
行動そのものは非常に悪質であるのに、軟派な佇まいやお気楽な関西弁からは世の中に対する不満などを感じられず、むしろ何もかもに投げやりな雰囲気すら醸している。
社会への報復というより「暇つぶしの延長」のような、無邪気な恐ろしさがありますよね。
実際、この男に関わる人皆が彼の手のひらで踊らされていて、人生を狂わされている。
人心掌握術にも非常に長けており、シェアハウスの若者たちへの取り入り方には目を見張りました。
それぞれの人に対して自分の過去を偽りながら、相手との共通項を作って共感して信頼を得ていくのはまるで詐欺師。
テクノロジーへの精通度や対人術が非常に優れているのもそうですが、そういった悪意を持った人に躍らせれて、自分が他者を傷つけてしまう怖さがあります。
このドラマではSNSや動画配信サービスを使って誤った情報を拡散させ、機捜や個人を追い詰めていく展開が多く、メディアリテラシーを持ち、私たちは情報の向こう側を想像して発信しなければなりません。
第10話ではSNSの乗っ取りや虚偽の通報など「情報」を巧みに利用した久住に警察全体が終始踊らされる事態になりました。
第4機捜はネット上にいる久住に動かされている不特定多数の兵隊の盾をかいくぐって、本丸までたどり着けるのか、気になるところです。
MIU404・10のみんなの感想
MIU404・10話を見た皆の感想をTwitterより引用します。
メケメケフェレットは語呂が良くて笑ってしまいますね。
しかし、始終苦しい第10話中で痛快だったのは、仮想通貨、情報源ハマダ、話す相手により変える身の上話、架空のテロ事件…と「存在しない」ものを自在に転がす久住にとって唯一の予想外だった反撃が、「メケメケフェレット」とやはり「存在しない」単語を叫んだ伊吹の、その聴覚という点。 #MIU404
— 二塁 (@atohz_chiri) August 28, 2020
伏線が華麗に回収されているのも驚愕でした…
10話で脚本が凄いと感じた点
・1話で、「アクセス集中で404が出ている」という描写があった。放送後twitterでは「アクセスエラーは404とは出ない」「そういうとこ気になったし来週から見ない」といった言葉が見られた。まさか9週間後にその部分が回収されるとは。twitter民は試されてたのか?#MIU404 pic.twitter.com/3sriQauiQT
— MomoYama (@s_59714789_by) August 28, 2020
伊吹の言葉にはいつもハッとさせられます。
正義に憧れて「善意」や「正義」を振りかざし「悪」だと言われた者を徹底的に責める。それが必ずしもヒーローになれるとは限らない。ルールを守らないと、正しくない「不正義」になってしまうという志摩の言葉を伊吹がゆたかに教えてるのがとても印象的だった。1話の伊吹を思うと感慨深い。 #MIU404 pic.twitter.com/jDpnDx6kBe
— sasame (@sasameyuki12033) August 28, 2020
SNSの怖さが生生しく表現されているドラマだと思います。
この距離で撮られてるってことはばっちし顔も写ってるわけで。
一生ネットの海に「犯罪者かも?いや犯罪者違いない!」という情報と漂い続けるんでしょうね。
何もしていないのに。むしろ流した側、写真を撮っている側が肖像権侵害にあたるのに、「正義」は人を馬鹿にする。#MIU404 pic.twitter.com/noRk1LaU3o
— JATAPO (@TOMY56700212) August 28, 2020
MIU404・10話ネタバレ感想まとめ
- エトリと辰井組の関係
- 麦の事情聴取
- 麦に接近する成川
- 辰井組へのガサ入れ
- 絶体絶命の先に
久住の巧みな情報戦術で追い詰めらる第4機捜。
次回はいよいよ最終回!
勝つのは久住と無数の敵か、それとも確かな結束を固めた機捜メンバーか。